こんにちは、こんばんは!
以前は婦人科で15年間働いておりました、ナースらっこです。
務めている際に、婦人科受診について、
「恥ずかしさから受診したくない」「どうしたら分からない・・・」
との声もあり、ちょっとだけポイントをお伝えできれば幸いです。
婦人科の受診は誰しもためらいがちに・・・
先ずは「ハードル高い!」とのご意見多くあります。分かります!
男性医師は嫌!女性医師の外来はいつも混雑!予約取れにくい!
さらには羞恥心から病院に行けない!
いざ行こうとしても、なかなか通いずらいですし情報や写真で見ても、イメージ浮かびにくいですよね。。。
やがて通うのを辞めて症状悪化!悪循環です。。。
- 通院を途中で辞めてしまうことは、症状をぶり返したり、悪化させる原因となります。婦人科を受診し、適切な検査を受け、正しい治療を受けましょう。
- 検査を受けた当日にお薬の処方を受け、症状が落ち着き、検査結果を聞きに来院されない患者様もいます。
検査結果によっては、更なる症状の悪化をおこしたり、継続した治療が必要な事もあります。
受けた検査結果を聞くために、必ず受診しましょう。
婦人科の選び方とポイント
実は変化しています!婦人科の診療時間

婦人科クリニックを探しても、
仕事終わりには終わっているんだよね・・・

そんなこと無いですよ!
最近は、夜間診療や休日診療のクリニックも
増えてきています!
このところ患者様のニーズに答えて、夜間診療や休日診療のクリニックも増えています。主に、その街でも主要駅近くに徐々にではありますが増加傾向にあります。
意外と近くにあるかもしれませんよ♪
自宅からでも会社からでも、ライフスタイルに合う通いやすい病院・クリニックを選びましょう。
検索して「行こうかな?」と思える病院やクリニックが見つかったら、
診療時間と最終受付時間を確認しましょう!

えー?そんな。。。
確認しない人なんていないんじゃ無い?

そう思いますよね~。。。
外来時間は確認しても、最終受付時間を確認しない人が意外と多いんです。
意外と思われますが、受診前に最終受付時間を確認しない人が多いんです!
あなたの受診できる時間帯は、他の人も通いやすい時間帯。。。
婦人科はどうしても混雑しやすい傾向で、特に予約制の病院・クリニックは
(他の患者様を待たせない為※緊急時は除く)受診内容や場合によっては
遅刻するとお断りされるケースもあります。
事前に最終受付時間を確認し、遅刻したときの対応や変更可能なのか
HPをよく確認しておきましょう。
※もちろん、遅刻時は病院・クリニックへ連絡してね。
連絡ナシデ行ッテ断ラレタラショック・・・ですよね。。。

仕事とプライベート、両方から通いやすい場所はどこか?
よく吟味してね♪
継続して通いやすい事が、より楽に快適に受診するコツですよ♪
婦人科でも、診察できる内容には限りがある
乳がん検診は婦人科で出来るの?
意外と多いのが、「乳がん検診は婦人科で受診するもの」
いえいえ実は”乳がん検診”は、婦人科で診察するのでは無く「外科外来」です。
この事実、あまり知られていません。。。
おりものの相談ついでに・・・と申し出る患者様もいますが、婦人科≠乳がん検診。
もちろん婦人科でも「乳がん検診可能」とホームページにあれば大丈夫ですので、確認し選びましょう。

住んでいる自治体の検診・受診シール持って行ったけど出来なかった・・・

実は婦人科では無く、『外科外来』になります。
ご了承ください。
なんてことの無いように、気をつけてね。
おりもの検査や子宮頸がん検査は?受診のポイント
おりもの検査=細菌検査、クラミジア検査などは、検査結果がでるのに約5日間~1週間くらい掛かる事が多いです。(検査日から間に休診日が入るときは10日間位、休診日が数日あるときは14日間の事もあり※検査結果が郵送時は除く)
これは、患者様に結果を確実にお伝えする為の時間を考え、余裕を見ている所もあります。(今後はもっと早く検査結果が出るようになるかもですが・・・)
事前に知っておけば、予定を立てる時の参考にもなるかと思います。
そして、子宮頸がん検査。
多くの方はクリニックへ受診されるとこが多いと思います。
こちらも結果は1週間~10日間程度で結果が出てくることが多いです。(休診日が間に入るときは、上記記載同様の日数掛かることもあり※検査結果が郵送時は除く)
また、1次検査の結果で更に精密検査(HPV検査、コルポスコープ生検)が必要な場合もあります。
HPV検査(ヒトパピローマウイルス検査)
「HPV検査」は、細胞診と同様に採取した細胞が、子宮頸がんの原因であるウイルスに感染しているかどうかがわかります。
出典 東京メディカルクリニック
HPVとは、性交渉などによってほとんどの女性が感染されるといわれている、ごくありふれたウイルスです。子宮頚部の細胞に感染しても、多くの人は免疫力で1~2年以内にウイルスは消失します。ところが、約10%の人はHPVを排除できず、感染が持続してしまうことがあります。感染が持続すると5~10年という年月を経て子宮がんへと進行していく可能性があります。
コルポスコープ生検
細胞診で異常があった場合には、コルポスコープと呼ばれる拡大鏡を使ったコルポスコープ診を行います。子宮頸部を拡大して観察し、正常、異常、浸潤がん、評価不能などに分類します。そして疑わしい部分の組織を採取し(生検)、作成した病理組織標本を顕微鏡で観察して子宮頸がんや異形成などの確定診断を行います。
出典 国立がん研究センター がん情報サービス
これら精密検査は実施出来るところ、出来ないところ、クリニックによって様々です。
事前に身体の状態によって何処まで検査してくれるのか?治療が必要なときの対応・フォローなどは、ホームページなどよく確認し自身のニーズに合う病院・クリニックを選ぼう!トラブルを避け、ストレスフリーとする事が大切です。
※総合病院など大きい病院はほとんど可能ですが、事前確認を!
不妊治療もクリニックによってレベルは様々
昨今、不妊治療も一般的に認知され、過去に比べ受診しやすい環境傾向です。
不妊治療も婦人科では昔から様々な検査が行われてきました。
基本的な検査(超音波エコー、おりもの検査、子宮頸がん検査、女性ホルモン検査など)はほとんどのクリニック、病院で行われる最初の検査です。
それ以外の検査については、クリニックによって種類は様々です。

各病院・クリニックのホームページは見たけど、
自分に合った所は何処を見れば分かるの?
ホームページの検査項目説明ページを確認することが多いと思います。
超音波エコー・おりもの検査・子宮頸がん検査・女性ホルモン検査等の基本的な検査以外の検査は何があるのか?を確認すると分かりやすいです。
また、院長や医師の紹介ページを見ると、その先生の得意分野が記載されていることもあります。
「○○で△△の研究をしてきました」「○○クリニックで勤務後、・・・」
「□□病院で○○を研究後、△△△論文発表」等など、その医師の出身大学・病院・勤務経歴をみることで得意分野が分かったり、どんな治療が得意なのか、ある程度知ることが出来るかもしれません。
あまり見ないページにこそ、情報があるかもです。一度はチェックしてみてください。
また、「不妊治療専門クリニック」では患者様向けの案内セミナー(無料開催もあり)を開催しているところも多く、参加してみるのも良いと思います。
選び方まとめ
- 意外と受診しやすい時間・場所にあるクリニックが多い
- 婦人科とはいえ、出来ない検査もあるので確認を!
- 無駄を省くためにも、何処まで検査するのか?検査後のフォローも確認!
- 不妊治療クリニック選びに、医師紹介ページは意外と利用できる
そして、なによりも「自分が通いやすいこと」
ご自身の身体を大切にし、快適な女性ライフを過ごしましょう♪