こんにちは!こんばんは!ナースらっこです♪
不妊治療の保険適応について、昨今話が出てきていますね!
予定では2022年4月からの適応を検討されているようですね!

今後の政府の動きにも注目していきたいところです。。。
不妊治療専門クリニックなど通院中に、必要時に行われる検査として【子宮鏡検査】があります。

【子宮鏡検査】をする必要がありますね!

えっ!!【子宮鏡検査】を受けないとイケナイほどの病気があるの!!
と驚かれる方もいらっしゃると思います。※大がかりな感じがして怖くなりますよね。。。
普段の検査では有りませんが、実は以外と昔から行われている検査でも有ります。
今回はその【子宮鏡検査】について解説したいと思います。
・子宮鏡検査についてお話し致します
・検査前、検査後の注意事項についてお話し致します
子宮鏡検査で分かること
子宮鏡検査の目的とは?
【子宮鏡検査】は基本検査で必ずしも行われる検査ではありません。
超音波検査で【子宮内膜ポリープ】や【卵管の異常】など、子宮内の異常がありそうだと医師が判断したときに行われる検査になります。
〈子宮鏡検査で分かること〉
・子宮内膜ポリープの有無
・子宮筋腫(粘膜下筋腫)の有無
・卵管狭窄や閉塞など卵管口(卵管の入り口)の状態の確認
・流産後など絨毛組織の残りが無いかの確認
・不正出血の原因を探る
・子宮内膜の炎症など性状を確認する etc・・・
検査はどの様に行われるの?
【子宮鏡検査】は子宮内に直接カメラを挿入し、子宮内を観る検査となります。
胃カメラの子宮検査版みたいな感じです。。。

子宮鏡の太さは約3mm程度と細いカメラになっています。
カメラを挿入後、生理食塩水など身体に無害なお水を流しながら子宮内を観察していきます。
初めの挿入時に痛みを感じる方もいますが、子宮の癒着が無ければ多くの方は鈍痛くらいで収まることがほとんどです。
検査時間は10~15分程度で終わります。※子宮筋腫を取る手術や子宮内の癒着を取る手術などをともなう場合は別
検査後は20~30分程度お休みし、医師からお話しを聞く流れとなることが多いです。※病院やクリニックによって結果は後日のこともあり
検査当日に結果をお話しするケースが多いので、治療方針が決まるのも早く安心して帰宅できることもメリットになると思います。
子宮鏡検査を行うタイミングはいつなの?
【子宮鏡検査】は【子宮卵管造影検査】と同じように排卵前に行われます。
月経終了直後から検査を受ける女性の排卵2~3日前までに行われます。※月経不順の方は医師の指示にしたがって検査予約となります
事前の準備はどうするの?
検査前に行われるものに血液検査があります。
いわゆる梅毒・肝炎・HIV・クラミジアなどですね!これは感染症を確認するためでもあります。
また当日の食事は午前中なら朝食は軽食程度、午後なら検査予約時間の3~4時間前までに軽食で済ませることがほとんどです。
また病院によっては点滴や検査前の注射などがあるケースも!検査を受ける病院やクリニックの指示をご確認くださいね。

検査後の注意事項
【子宮鏡検査】後は約20~30分程度ベッドや座位で休憩し、医師からのお話を聞いて帰宅へとなることがほとんどです。
日帰り検査とは言っても子宮に刺激のある検査です。
子宮の周りには多くの血管や神経がある為、検査後に気分を悪くし安静が長くなるケースもあります。
検査当日はスケジュールには余裕を持って来院することをオススメ致します。
また、子宮内に生理食塩水などを通す為、水っぽいおりものが増えます。おりものシートよりはナプキン持参が無難です。
その他、検査当日は入浴は避けてシャワーのみがベターです。検査後に少量の出血はありますが、出血がある間はシャワーで様子見てみてくださいね!※出血が無ければSEXは可能

まとめ
【子宮鏡検査】についてのメリット・デメリットは以下の通りです。
不妊治療で手術室で行われる検査なので、ちょっとビックリされる方も多いですし、怖さを感じる方もいらっしゃると思います。
【子宮鏡検査】を受ける事で、不妊の原因が分かるケースもあります。
少しでも検査の知識を手に入れ、不妊治療の一歩前進となることを祈るナースらっこです!