【婦人科】初めての受診!問診票の記載ポイントと内診・超音波検査とは?

婦人科・不妊治療

婦人科受診の際に必ず行われている事として、【問診票】【内診】と【超音波検査】があります。とは言え、何をするのか分からない事も多いですよね。

女性
女性

初めての受診なので、何をするのか不安で・・・

痛みとかないのかなぁ。。。

らっこ
らっこ

そうですよね、色々と不安もありますよね。

先ずはどんな流れなのか知っていきましょう!

  • 婦人科受診の流れが分かります
  • 内診で行われる事や雰囲気がわかります
  • 婦人科受診であったら良いものを説明します



【重要】診察前の問診票は大事な情報源

医師は患者様が診察室に入る前に、問診票に記載されている内容を確認します。そして、患者様の症状のお話や状況を確認していきます。


現在はクリニックや病院で先に問診票のダウンロード出来る所も増えていますので、お時間が無い患者様には活用して頂くことも良いと思います。

また問診票はとても重要です!みなさん問診票は項目に沿って記載していると思います。


診察前に問診票に記載してある事(年齢や生理周期、妊娠歴と出産歴、生理開始年齢や閉経の有無、そして患者様の症状や困っていることなど)を確認しています。そして大事なポイントとして、SEX経験の有無やアレルギーの有無とその内容も大事です!

女性
女性

SEX経験の記載なんて、恥ずかしくて嫌!書きたくない!!!

らっこ
らっこ

実はSEX経験の有無で診察に使う医療器具を変えています!

婦人科の問診票に「SEX経験」の項目は必ずと言って良いほどあるのですが、記載していない人も多いです。経験の有無で「膣鏡」という膣内に挿入する医療器具があるのですが、サイズが様々あり経験(出産も含む)の有無でサイズを変えています


婦人科受診の最大の不安は痛み!この痛みの回避の為にも必ず記載してくださいね。
上手く書けなくても大丈夫!症状を表現できなくてもありのままを記載してくださいね。

女性
女性

アレルギーの記載は婦人科と関係あるの?

らっこ
らっこ

使われる医療器具の中には、アレルギーの人が使えない物もあります!

アレルギーに関係するものは全て記載してほしい所でもあります。
婦人科で使われる医療器具に【ラテックス・ゴム】が多く使われています。実はゴム製品でかぶれた事がある、なんていう人もいると思います。かぶれはアレルギーの始まりかもしれません

些細すぎて記載するのか悩ましいかもですが、記載した方がより安心して診察を受ける事が出来ると思いますよ。

金属アレルギーがある人も記載してくださいね!いまは医療器具もアレルギーが起こりにくいチタン製のものも多いですが、記載はしてほしい項目です。
※アレルギーのあることが分かっている人は、全て記載してね♪ラテックス・ゴムアレルギー対応器具もありますので病院に確認してね!

  • 問診票に書いてある質問事項は、なるべく全て記載しよう!
  • 恥ずかしがらずに、ありのままを記載しましょう
  • アレルギーは些細な事でも記載しよう!



まずは診察室から始まる

【診察室】内診台に上がるまでの流れは?

婦人科診察において内診は必須です。
患者様の問診票だけでは読み取れない事を知るための第一歩
その前に先ずは診察室へと案内される事がほとんどですので、

医師
医師

先ずは内診台へどうぞ!

と言うことはほとんどありませんので、ご安心ください
もちろん再診などで対応が異なる事もありますが、いきなり内診台と言うことはほぼ無いでしょう。

診察室に入ったら医師との面談に入ります。

また患者様からお叱りを受ける中に、こういうことがあります。

女性
女性

問診票に記載したのにまた聞くの!?

らっこ
らっこ

繰り返し聞かれると、不信感が出てきますよね。実は大切な患者様だからこそ、医師は詳しく知りたいのです。

問診票に記載されている内容を詳しく知りたい時再確認が必要と医師が判断した時、再度お聞きすることはあるかもしれません。

それは人によって書く内容の表現が違うからなんです。
痛みや症状の表現は人それぞれですし、大事な患者様です。どうしても再度確認が必要なこともあります。情報は医師に渡した方がより治療を受けやすくするポイントでもあります。

そして内診室に案内となります。
クリニックにも寄りますが日本においては医師と内診台の間にはカーテンがあることが多いです。

日本人は恥ずかしがり屋さんも多いですしね!内診室は(ほとんどの施設には)看護師が側に付いていますので、分からない事や不安な事は看護師に聞いてくださいね!

  • 医師が詳しい内容を確認したい時、繰り返し問診内容を確認する事がある
  • 内診室には看護師がいるので、分からない事は看護師に聞こう!

いざ内診台へ!【膣鏡】挿入と【内診】と【超音波検査】

先に【膣鏡】で膣内を確認する場合がある

出典:看護roo!看護師イラスト集 膣鏡

内診台に上がり診察が始まります。上の画像にある「膣鏡」を使います。
症状にも寄りますが、子宮口の向きの確認(後で行う経膣超音波の方向確認のため)や目視による膣内の状態の確認をしています。※膣鏡のサイズは問診内容で変えているところが多い

痛みに弱い人は事前の自己申告もありです。問診票に記載するのもいいですし、側にいる看護師に伝えても大丈夫です。

女性
女性

側にいる看護師さんに伝えてもいいんだね!

らっこ
らっこ

不安な時は側にいる看護師にお伝えくださいね!

【内診】で下腹部に触れることもある?!

一般的に「内診」は「婦人科の内診台に上がること」と認識されている事も多いです。
【内診】という言葉を調べると、下記の説明にあるように””と記載があります。

産科・婦人科で行われる診察方法の一種。女性の膣(ちつ)から、指または専用の器具を挿入して、膣や子宮口の状態を確かめる。指による診察は、双合診とも言う。子宮がんの有無、婦人科の病気の診断、妊娠判定、胎児の発達と母胎の状態、分娩の進行度を調べる際などに、産科・婦人科ではごく日常的に行われている。

出典:コトバンク
出典:ベビーカレンダー

膣から指を挿入し、手のひらで下腹部に触れ子宮筋腫の位置や大きさを確認したり、出産間近の妊婦さんの子宮口確認でもします

女性
女性

ビックリしたーーー!!

らっこ
らっこ

健康診断など超音波検査が保険適応で無いときに、指を使う「内診」は行われる事もあります。

初めての人はびっくり驚きますよね!頭も片隅に記憶してもらえたら、怖い思いも少なくなるかと思います。

経膣超音波検査とは

超音波検査は婦人科・産科では日常的に行われています。

出典:たまひよ経膣プローブ

写真は「経膣超音波検査」で使用される”経膣プローブ”と言われるものです。
経膣とあるように膣に挿入して超音波検査を行います。直径が22mm位あります。

SEX経験の無い人や膣入り口が狭い人は、直腸にこの経膣プローブを挿入して診察することもあります。(※本人の希望を医師から確認される事が多い

またお腹の上からからみる事の出来る経腹超音波エコーがある病院やクリニックもあるので、心配な方は確認してみてくださいね!

出典:たまひよ経腹超音波プローブ

これら超音波エコーで行う検査は、子宮や卵巣に異常がないか見たり、病気の早期発見や妊娠の有無を調べる為に行われています

  • 婦人科で使う膣鏡はサイズが色々あるので大丈夫!痛みに弱い人は自己申告を!
  • 指を使った「内診」というスタイルもある
  • 超音波検査には経膣プローブという機械を使用(SEX経験の有無などで直腸から挿入もあり)
  • お腹の上から見ることの出来る経腹プローブがあるので、不安があるときは病院に聞いてみよう!

補足:婦人科受診前に用意するものってあるの?

内診室での準備に、ショーツなどの下着を脱いでから内診台に座ります。パンツスタイルだとアンダーの服を全て脱ぐスタイル。恥ずかしがり屋さんには不向きかも。

そんな人はスカートの方が楽に内診台にあがりやすいかもですが、ご自身の着脱しやすい楽なスタイルで受診してくださいね!

らっこ
らっこ

洋服を持ち上げて内診台に座ってね!内診台は自動で動きますので、安全の為に身をまかせてね!

また病院やクリニックによって、診察後に使うための拭き取りシートも種類は様々。ウェットシートが無いところもあります。不安な人は持参も良いかもしれないですね。


ナプキンも病院やクリニックで有ったり無かったり。。。月経中で無くても検査内容によって少し出血することもあります。不安な方はナプキンやおりものシートは持参の方が安心です。

  • 受診前の服装はご自身の着脱しやすい服装でOK!
  • ウェットシート持参もよいかも!(無い病院やクリニックもある)
  • 出血時などに備えて、ナプキンやおりものシートは持参の方が安心

まとめ

女性
女性

診察前に知っていれば安心して受診できるね♪

らっこ
らっこ

大丈夫!不安なときはいつでも看護師が側にいますからね!
いつでも聞いてくださいね♪

基本の婦人科での診察の流れとして、

  1. 問診票に従ってありのまま必要事項を記載する
  2. まずは診察室へ。医師の問診に答える
  3. 次は内診台へ。膣鏡や指を使った「内診」があることも
  4. 卵巣や子宮の状態を見るために超音波検査がある
  5. 服装は自分の着脱しやすいスタイルでOKナプキン類やウェットシートがあると安心

初めての婦人科はドキドキ!
少しでも不安を感じたら、側にいる看護師に聞いて安心して受診してくださいね♪


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