私が婦人科ナースを選んだ理由

婦人科・不妊治療

こんにちは!ナースらっこです♪
”ナースらっこ”とあるように看護師をしています。(婦人科経験15年)
「何で婦人科ナースになったの?」と聞かれることもあるので、
自己紹介の代わりに良かったらお読みください。



初めての転職へ、きっかけは・・・

私が看護師を目指したのは中学生の頃でした。
その当時、TVなどでやたらと『看護師不足』が報道されていたのもあり興味を持ち、
看護専門学校へ進学付属の大学病院就職のため、たった10分間の面接のみ
エスカレーター式に入職となりました。

そこで希望の外科病棟へ!
がしかし、先輩方からの熱~い指導と実践に苦しみながら(笑)、
なんとか看護を進めておりました。。。
ある日、3つあった外科講座を統合することとなり、外科外来へ配置転換。
まぁ、そこが大変でした。
まさに!『白い巨塔』状態(^^;)
男たちの権力の取り合いとマウントの猛襲。。。。。。
(3つの講座の統合なんて、直ぐには進む訳もなく。。。)
ちょっと怖い場面も目撃しておりました。

そんなこんなで激務に明け暮れ、ついには身体を壊し、
ドクターストップ!!退職となるのでした。。。

いざ面接!行った先は○○系と○○

体調が戻り医師からもOKが出たので、先ずはハローワークへ。
そこで初めて『ナースプラザ』なる施設を知ることとなりました。

ナースプラザって何?
東京都看護協会が運営を受諾している施設です。
厚生労働大臣の許可に基づく,看護師等無料職業紹介や人材をお探しの医療関係者には、看護職募集のお手伝いもしているところです。
その他、看護職復職へのお手伝いや研修事業、普及啓蒙事業もしています。
https://www.np-tokyo.jp/

早速お仕事探し!
外科系希望&当時の年収をあまり下げたくなかった私は、
検索ページをひたすら見て回る日々。
そこで仕事内容も想像できない『美容系』クリニックへ応募しました。
面接へたどり着き、看護師さんが案内してくれたのは院長室。
ところが・・・・・院長先生は・・・

一瞬こちらを見たと思ったら目線も合わせてくれず、
3分間で面接終了。。。(チーン)
後に知ったのですが、美容系は本人の容姿も重要視するところもあるようでして、、、
はっきり言って、無謀かつチャレンジャーでしかない
自分の容姿を無視しておりました(T_T)。。。
無知って怖いですね(笑)

そんなこんなで過ごす中、かのナースプラザで通勤30分圏内の
とあるクリニックの募集が目につきました。
それは・・・最先端医療婦人科・・・
早速応募し、面接へとこぎ着けました。

最先端の医療って何??

面接の為に行った先は、木がうっそうと茂った
神社脇の妖しい陰満載のビル・・・
「怖ッ!!!」と思いつつ扉を開けると、、、普通のクリニックでした(笑)
安心して受付へ。
面接官である総務の方とラウンジに移動しました。
ラウンジのカウンターでコーヒーを飲みながらスポーツ新聞を読む
 ”ランニング姿のおっちゃん” は無視しつつ、面接開始。
総務の方から『不妊治療専門クリニック』という聞いたことのないキーワードが出てきました。
(現在は不妊治療は割と耳にするようになってきましたが、当時はまだ患者様もひっそりと隠して治療している時代でした)
顕微授精!?卵子取り出し!?どうやって!? 
卵子に精子注入!?精子ふりかける!?
そんなこと出来るのーーー!?
心は好奇心と興味でいっぱいに。
無事に?驚きと新鮮さの荒波に飲まれそうになりながら面接は終盤へ。
そして最後には総務の方から「で、いつから勤務できますか?」の一言。
拍子抜けつつ、日程をお伝えしそのまま就職となりました。。。 

ちなみに・・・ 

面接時にラウンジにいたランニングのおっちゃんは院長先生と
面接最後に知ることになるのでした。。。

入職してびっくりの不妊治療

入職して初日はナースセンターからスタート。
クリニックなので、ナースセンター・手術室・外来と
日によって部署は変わる職場でした。
先ずは採卵(身体から卵子を取り出す処置)の見学へ。
献血の針よりはやや細いくらいのぶっとい針で、
経膣で刺す姿にびっくり!!
そしてたったの10分程度で採卵終了。
そのまま患者様をベッドへ案内、寝ていただいてからの、
次の患者様の入室
早い展開にあれよあれよの時間経過。。。
そしてもはや定番の先輩看護師からの熱ーい怖ーい指導。
かと思えば、スタッフルームでの和やかな笑いと新人いじりの日々。
そして気ままな他部署の先輩たち。
大学病院という先生様々・先輩様々な雰囲気とはギャップがありすぎて、
はじめは慣れない日々でした。

そして仕事を覚えたら、半年後には違う治療開始。。。
当時は次から次へと方針が変化していくため、
ついて行くのに日々学びの連続でした。

それでも長く務められたのは、
半年後には違う治療方法に挑む院長をはじめとする先生たちの
「何としても患者様に母親になってもらいたい!」
という熱い気持ちに心うたれ、自分も頑張らねば!
と奮起したからでしたね。
とても貴重な時間を過ごしていたと思いますし、
結果転職して行った場所は、好奇心が強い私には合っていた環境でした。 

最後に・・・

初めての転職で分からないまま行動したにしても、
自分に合っていた職場にたどり着いたのは、
ラッキーとしかいいようがないと思います。
またその当時はコロナもなく、
看護師は引く手あまたな時代だったなど、
時代背景の良さが出過ぎていた転職活動でした。
「今の私ならこんな転職はしないな」とは思いつつも、
未知数の職場へチャレンジしたからこその
”自信”へはつながったようにも思う今日この頃です。

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